新新宗教は明日を生き延びられるか

  • 時間

    114
  • 音質

    場所は京都精華大学大教室。
    一般の人にも開放され、
    他学生の参加も多かった。
    音源はVHSテープから
    音声データを抜き出したもの。
    ノイズが全編にわたり入る。

  • 講演日時:1993年6月17日
    主催:京都精華大学 学生部
    場所:京都精華大学
    収載書誌:春秋社『親鸞復興』(1995年)




「霊感商法はインチキだ」と
ジャーナリズムは批判しますが、それは違います。
宗教とか理念というものは、
いつも霊感商法に類することを行っています。
マルクス主義もむろんのこと、
自由主義的な思想や政党政派も、
「自分たちがいると企業はよくなるぞ」
みたいなことをいって、企業からお金を吸い上げています。
その意味ではみなが「霊感商法」をやっているわけです。
だから「霊感商法だからインチキだ」というようないい方で
僕は納得しません。
やはり教義の中心を追求して、そこで得るところ、
これは得難いところとか、
これはちょっと違うぞということを、
よくよく検討しなければいけないと思います。